十円均一

ワンコイン怪文書置き場

WEB小説書いたので色々考えた

アバン

一時期副業したい熱が高まって、実績作ろう! ということで小説を書き始めました。
その時点でまずおかしいんですけど、思ったより話が長くなってしまったので現在進行形で連載形式です。
コンテスト、というか公募に出してはいますが閲覧数もといPVは雀の涙でございます。
完結させたいのでエタりたくはないのですが!

ネット小説大賞

www.cg-con.com

  

 「ネット小説大賞」とは
小説家になろう」と提携して開催される、
日本最大級の小説賞です。

すごい! コピペしたらマークダウン式にコピペできてしまった(?)。
まあそれは置いておきまして。
堂々と掲げてある文言が上記の「ネット小説大賞」というコンテスト。
日本語に弱くて申し訳ないが、最大級というのは規模が大きいという意味だとして、どこと比較しているんだという疑問があったり。
応募数であれば比較対象になるのかな? となるとどこから最大級の基準何だろう。
という揚げ足取りは止めておいて、なろうで開催される、基準緩めなコンテストでございます。

たしか副業欲に燃えていた時はシナリオライター目指していたのですが、制約がギチギチだなと知ってから特に目指していないです。
というか小説家の実績でライター応募するのもなかなかクレイジーかもしれないです。
実績はないよりあるにこしたことはないのですが。

で、あまり当方は小説の公募に詳しくないのですが、大体のコンテストだとかは入賞後に書籍化を検討するので、文庫本に収まる程度の文字数で応募してね、というパターンが多い様子。
大体それは10万字~15万字とのことですが、ラノベだからそうなのか一律そうだったのかはあまり把握していません。
しかしこのネット小説大賞、長いので大賞にします。
大賞の場合は文字数制限なしで、なおかつ未完でもOKとのこと。
賞とったら書籍になると思うので、足りない分は継ぎ足し継ぎ足しになるのでしょうが、他のコンテストに比べると大分敷居が低い=応募数が多い、ということなんでしょう。

内容重視の選考

大賞には低ポイントや文字数過少で落とすような選考はしてないよという特徴があります。
たしかに無名の作者で人から読まれていないけど実はめっちゃおもろいで! という作品が受賞したら、ユーザー側も選考側よくやるな~と感心するでしょう。
まあ実際めっちゃ面白い作品でそんな低ポイントなものがあるのかと思ったりはするのですが……。
膨大な小説があれだけ投稿されているので、ある程度はマーケティングして作者自身のファンを増やさないことには高ポイントを得られないというハンデはあるかもしれません。

とはいえ、内容重視=内容が面白くなければ読まれない=文章がそもそも読めるに値しなければ読まれない、という前提もあると思うので、いずれにせよ文章力第一、内容第二なかんじで選考が行われるでしょう。
そうでなくても公募の一次は小説として読めるかという点を見ている、という話を聞いたことがあるのでいずれ一次の壁は文章ですね。
膨大な作品数があるはずなので、ラノベとかの新人賞と同じく、落とすつもりで読んでいるのは間違いないでしょう。
とか言って全然違ったらすみません。かなり妄想で書いてます。

副業ウェイで小説を書き始めたものの、自分の話を読み返すと1話2話読んで3話読む猛者なんていないだろうなという感想です。
文章として読めなくはないけど、設定集読んでる感じ。
なので一次通過はないだろうなと思ってます。
ちなみに一次発表は8月13日らしいです。 落ちると分かっていても早く発表してほしいと思うのが小心者ゆえのなんとやら。
じゃあなぜ応募したと言われれば、やっぱり文字数的に敷居が低かったから……なんですよね。

ブクマ100以下は底辺

小説書くと、人はみな「やべー新人賞確実! アニメ化実写化間違いなしでしょ!」と思うでしょう。
……思わない人は尊敬します。
自分ですら思いました。
でも推敲していくうちに「新人賞は早すぎたな!」と思うようにもなりました。
実際十円の話が本当に面白いのかそうでなかったのかはおいときまして、なろう内では全く読まれていないことは事実です。
とりあえず20万字超え(なんで?)時点でブクマは一桁です。
ブクマ数で検索は出来なかったので、とりあえず評価ポイント100未満の20万字を検索しました。
420件ですって奥様。
これが果たして多い数なのかわからないですけど、親近感が湧かなくもないです。

当初は全然ブクマが付かないので、やっぱり面白いと思っているのは自分だけ!? と不安になりましたがここまでくると、いつ君たちがブクマ取り消すのか楽しみだぜ、というギャンブルのような気持ちにもなります。
なろう、だけかは分かりませんが少なくともなろうでは「ブクマ100以下は底辺作家」らしいです。
とはいえランキングにある作品を見ても心が惹かれないので、同じ土俵に立てなくても仕方ないかなという気持ち。
個人的にはなろうっぽい題材は扱ったつもりですが、今の流行りは「悪役令嬢」「婚約破棄」「ざまぁ」「TS(性別転換みたいな?)」「領地開拓(?)」みたいなので、十円のなろう知識は数年前で終わっているようです。
そのジャンルなろうで流行ってたか怪しいし、そもそもなろうそんなに読んでないんですけどね……。

勝手な邪推

まあそんな底辺でもブクマしてくれる方がいるので、よくぞ数に惑わされず読もうと思ったなあ! と感心してしまいました。
読まれない原因はタイトル・あらすじ・投稿時間などなどがあると思いますが、それにひっかかったとしてもそもそも面白くなければ読み進めませんよね。
実は先日1人のユーザーさんが1話から最新話までめちゃくちゃ読んでくれまして、まあその人が大賞の選考下読みの人だったら悲しいなと思う反面、いっぱい読んでくれて嬉しいなという気持ちでいっぱいです。

とはいえ、書籍化するならばある程度大衆受けしなければならない内容、ということを加味すれば自作は商業向けではないと言えるでしょう。
あと、大賞は内容重視の選考をすると言っていますが、いくら内容が良くてもブックマーク数が少ない=読者が少ないWEB小説を本にしようとするのかなあとも邪推してしまいます。
公募ではないコンテストはそもそも出版社しか読んでいないので、反響に関しては出てからのお楽しみ感覚ですが、あらかじめネットで作品を公開していて固定のファンがいるならば楽して顧客ゲットできると思うので……。
まあ無料小説だけ読んで商業を買わないファンというのはどこにでもいると思いますが。

過去に30ポイントで受賞した例があるとありましたが、たしかそれは純文学の作品だった気がします。
(でもソースどこか忘れたから違うかもしれない)
なろうの純文学はどれくらいのポイントから読まれている基準になるかわかりませんが、少なくとも勢いのある異世界ファンタジー系でそのポイントでの入賞は現実的ではないのかなと思います。
だって読者多い作品で面白くないのは埋もれないはずだし……たぶん……。
と、ここまでちくちく分析まがいの文章を書いておきながら一次選考通ったらめちゃくちゃ面白いですね。
身バレも嫌なので(バレる身もないですが)作品は掲載しませんが。

スコップという概念

作品数が多いWEB小説は、埋もれている作品を掘り出すことをスコップする、というらしいです。
多分使い方あってますよね? 完全に脳内の記憶で書いているもので!
先ほどの十円のように評価ポイント下位作品を地道に見て発掘パターンもあるかもしれませんが、大賞には「感想サービス」というものがあります。
タグをつけていれば運営側から感想が貰えるかも! というサービスらしいです。
それもある種でスコップですよね。
今のところ自作は感想付けられていませんが、そもそも応募作1つだけだからもし感想つけられたらラッキー感覚で。

そして唐突に別の話になるのですが、カクヨム、というWEB小説投稿サイトがあります。
はてなシステム開発をしている、UIがわりと十円好みのサイトです。
このサイト、検索するととにかく「読まれない」が出てくるのでちょっと食わず嫌いしていたんですが、最近ユーザー登録をいたしました。
というのも、ユーザーが「自主企画」を立てられる点で魅力を感じたからです。
学生時代に似た単語を聞いたなあとなつかしつつ、つまりは期間を定めたテーマ企画に参加することで、類似テーマの作品を読めるということなんですが。
……中には読み合い企画とかいう初心者にはよくわからないジャンルもありますが、個人的には軽く作品探すにはもってこいの企画だと思ってます。

今のところカクヨムでは読むことしかしていませんが、とりあえず読むのは楽しい! という感想です。
もちろん自主企画やコンテスト参加作品の作品一覧が見やすいこともありますが、キャッチコピーがあるのがなんとも強い。
タイトルのほかにあらすじではない、気になる一文がドーンとあるとやはり目を引きます。
あと、レビューでもタイトルがドーンと表示されているのが良い。
文字がずらずら~より、読みたいという気を引き立たせてくれます。
ので、個人的にはカクヨムのほうがスコップしやすい環境かなーと思ってて、大賞に参加している作品完結したらもう完全にそっちに移行する気分でいます。
近況ノートに画像載せられるようになったのも大きいし。
まだ何も作品書いていないのですが、今月末締め切りのアレには何か応募してみたいなあという気持ちです。

総括

小説投稿サイトはいろいろあると思いますが、この性格なので作者と交流はしたくないです。
よって読みやすく、投稿しやすく、UIが好みなサイトでちまちま細々活動してみようかなという気持ち。
あわよくば本、ですが巷のワナビと比べても全く努力も賞に応募もしていないので棚ぼたは期待するだけ無駄と割り切ります。
いやーーしかし良いUIを見るとテンション上がってしまうのですが。
こういうシステマチックなやつだけ集めたサイトとかないのかなあなんて思ってしまいました。

以上!