十円均一

ワンコイン怪文書置き場

カネの香りとインターネッツ

アバン

忘れっぽいので定期的に似たようなことを検索します。
そんでもっていつものように検索したら今まで見かけなかったサイトが最上位に出てきました。
カネのちからだなと感じてブロックしました。
(とんだ偏見)
拡張機能「ublacklist」おすすめです!!!

chrome.google.com

まあ、ようするにそういう愚痴です。

ねほりんぽほりん

特定の事柄を根掘り葉掘り聞くというスタイルのNHK番組で、「アフィリエイター」の回がありました。
正直自分はアフィリエイターと聞くと、あーアフィカスねと反射的に返してしまうくらい偏見を持っています。
まあそれはさておき、その回はアフィリエイター、要するに広告収入で生活している方がゲストでした。
もっと細かく言うと、旧Twitterに蔓延る出会い系誘導アカウントや検索エンジン上位に出てくる「オススメ〇選」ブログの方がゲストでした。
(出会い系誘導の青バッジついてるのは詐欺グループが手に入れたクレジットカードで課金してるやつだと思ってるのでそれはアフィリエイターではないはずです)
前提として彼らに良い印象を持っていなかったのですが、聞きかじりの知識で批判するのもと思って渋々視聴しました。

知ってることもありましたが、知らないこともありました。
botぽいのが手動だったり、凍結されないよう工夫してたり、課金で検索上位に出してたり、起業していたり、親を役員にしていたり。

番組側はこういう人たちもいるんだよー面白いねーという意図で企画したのでしょうが、もともと黒かった色メガネがさらに黒くなっただけで、親近感は湧きませんでした。
とはいえ、こちらがどう思おうとその人たちが毎月暮らせる程度の収入を得ているのは事実です。
上手い言い方をするなら「賢く稼いでいる」のでしょう。
このご時世働き方は色々あってもいいという考えもあるので、フルタイムで就職できない方にはありがたいシステムなのだと思います。
DEMO KIRAI DAKEDO。

検索汚染がすごいぜ!

冒頭で拡張機能を紹介しましたが、その機能は検索結果から特定のサイトを非表示にできるというものです。
なぜそれを多用するかと言えば、本当に欲しい情報が見つからないからです。
さらに言うならば、質の悪い情報を散布するサイトを隠したいからです。
いちユーザが情報の質を語るなと怒られそうですが……。
明らかにどこからかコピペした門外漢の方が書かれた「いかがでしたかブログ」が検索結果ページ一面にあったら萎えませんか?
いや、萎える前提で話を進めます。
どのサイトもどのサイトも同じことしか書いていない、たしかに検索したことに近い内容ではあるんだけど、知りたいのはそこじゃあない。
あー冷静に書けなくなりそうなので詳細は割愛。

とにもかくにも、邪魔な情報が多すぎるのでファビコンが初期設定のWordPressだったらノールックでブロックしています。
WordPress、副業に大人気ですよね。
あぶり出しに便利です。ありがとうございます。
もういっそ数年前のはてブとかqiitaのほうが書いてる内容がマシなように感じてます。
感じてるだけなので気のせいだとは思うんですけど。

知りたい情報があってもそれを探すための検索ワード探しも難しいです。
というかもう検索エンジン自体、もうよろしくないのかもしれません。
下記記事ではGoogleは多少マシ、と書かれていますが、これでマシなんだというのが正直な感想です。
www.gizmodo.jp

「いかがでしたかブログ」が増えた要因はアフィリエイターの増加でしょう。
昨今だとAI生成で記事を大量作成して、あたかも実績がたくさんあるかのように見せかけた虚偽記事サイトが爆誕しているとかなんとか。
ああおそろしやAI生成、人の頭はこうも悪を創造できる。
まあ、汗水垂らして働かないでいいなら是非そうしたいものですけどね。
その結果がこの検索汚染なのでしょう。
ぐええ。

SNSもカネ

検索エンジンが使い物にならなくなった、ならばSNSで検索する、というのが昨今までの話。
今ではそれすらも満足に機能していないと感じています。
SNSといっても、ここで話に上げるのは旧称Twitterです。

青いバッジがついているユーザはお金を払ったユーザで、インプレッション数に応じてお金がもらえます。
この仕組みに乗じて昨今では(昨今好きだなお前)インプレッション稼ぎというものが出てきて、その裏部分ではChatGPTが大活躍しています。
個人的によく見かける例ですが、トレンドワードで検索すると外国人が日本語で呟いて、なんらかの動画か画像を貼ってるパターン。
少し探すと、原文を投稿しているユーザがいて、その投稿の反応数は上々です。
細かい仕組みはわかりませんが、インプレッションが多い投稿の文章をまるまる模倣したうえて、異なるメディアを追加しているのでしょう。
当たり前……というのも悲しいですが、それらの投稿に引っ付いているメディアはすべからく無断転載されたものです。
機械的にクロールしたものを流用しているのだと勝手に思ってますが、せっかくのイラストも言葉の分からない外国人に無断転載されるのは考え物です。
……いや、案外手作業で保存してコピペした文を投稿しているのかもしれませんが。

同様に、バズッた投稿のリプライ欄に閲覧者のお零れをもらうかのような、意味のない投稿を繰り返すユーザもいます。
インプレゾンビとも称される彼らは観測した限りでは4,5回連続でリプライを送っています。
自分の国の言葉で数ワード、あるいはあからさまな機械翻訳の短文。
青バッジの界隈では当たり前の行動なのでしょうか。
たとえそれで稼いだとしても貰えるのは微々たる額だとどこかの絵描きが嘆いていましたが、それだけ意欲的に活動しているとうことは時間をかける価値があるのでしょう。
知らんけど。

画像非表示をするライフハック

ちなみに十円は広告ブロックも導入しています。
広告ブロックは本屋で立ち読みしているようなものと評されることもあり、あまり言及したくはないのですが、いかがわしい広告や、広告に圧迫されてコンテンツがそもそも閲覧できなかった背景があるので許してください。

さて、広告ブロックですが、世の中には広告ブロックブロックが存在します。
広告ブロックを導入していると「ブロックを解除してください」というモーダルが出てページの閲覧が出来ないというものです。
そのうち広告ブロックブロックブロックが出てくるのでしょうか。
それと、一度しか遭遇したことはないのですが広告ブロックしていると、広告収入を導入している理由とブロック解除をお願いするページに強制リダイレクトされたことがあります。
面白くて2,3回サイトへの踏んでリダイレクトで遊んでました。ごめんなさい。
とはいえ、ブロックされた時も戻るのが面倒なときはf12でモーダル要素をdisplay:noneにしてページを読んだりします。ごめんなさい。

まあ広告ブロックしても全ての広告をブロックできない上に、ブロック返しを食らうので実はあんまりスマートではなかったりするのですが……。

とはいえ、ブラックリストでなるべくアクセスしないようにしているものの、興味本位でアフィカス……アフィリエイターが運営していると思しきサイトにアクセスすることがあります。
すると出るわ出るわ、タイトルの後に現れるクソデカアイキャッチのフリー写真素材!
腕組をして悩む女の人からITっぽいデジタルな四角が描写されたものまで、そこまででかくする必要がある? というくらい大きな画像が画面の半分を占めてきます。
意識が高いところ(?)だと会話形式にして悩み解決、的なストーリーで話が進みます。
文章で情報が欲しい身としてはそれらの情報は総じて邪魔です。画像です。画像が邪魔。

そしてあるときふと思ったのが、いっそのこと画像ブロックをすればいいのでは? という天啓。
拡張機能がございました。ブラウザによっては標準装備です。

chrome.google.com

広告ブロックから漏れてしまったたくましい広告や、クソデカアイキャッチ、チャット形式の会話の画像まで、すべからく非表示に出来ます。
あれだけ長かった(誇張表現)スクロールバーもすっかり短くなりました。
文字だけにすると本当に内容ペラペラなブログがありまして……いやもう何も言うまい。

個人的には「画像非表示」である程度のストレス緩和が出来るなという気づきを得ました。 カネの力も見えなければ感じない!
幽霊がいるけど霊感がないからどんどん前に進めちゃう人になれる!!!

とはいえ検索汚染は止まらず

広告ブロックしているので、アフィリエイトのリンク自体は画面から消え失せているのですが、それに飛ぶ大本である検索結果画面の整備は限界があります。
ホワイトリストを採用しているエンジンなら多少救いはあるのでしょうが……。

冒頭の拡張機能は検索結果を非表示にするだけで、画面上にはヒットしていることになっています。
なので、検索上位にブロックサイトが出てきても次点の検索結果が繰り上がることはありません。
ページ移動して、探して、ブロックして、ページを移動して……の繰り返し。
SEO対策をしていたり、あるいはカネを払って検索上位に出るようにしているサイトが簡単に消えることはありません。
彼ら彼女らが汗水垂らして検索上位に出るよう頑張った結果なので簡単に消えたらそれはそれなんですが……。

元も子もない話をするとこのブログも検索上位に出てほしくないなあという気持ちがありました。
過去形なのは、役に立てばいいかなという記事を書いてしまったからです。
でもそれ以外の記事はあんまり役に立たないので引っ込んで欲しい。
陰のものだから隠してほしい。
そんな仕組みはねえ!!!

許容できるサイトとの差

Twitterの話です。
とあるサービスに特化した情報発信系のアカウントがあり、情報が速いことと更新頻度(投稿頻度)が高いことから参考になると思ってフォローしていました。
しかし、よくよく見るとプロフィールには「Amazonアソシエイトに参加しています」と書かれています。
つまり件のアカウントは、アフィリエイトの宣伝アカウントだったのです!

でもこのアカウントには自然と嫌悪感を抱いていません。
そもそもフォローしてたし、まあただのオタクの情報発信アカウントだと思ってフォローしてたんですけど……。
ここでアフィリエイトが嫌いな理由を思い返します。

自分は検索汚染が嫌いでした。
似たような内容のブログサイトがたくさんあって、どれも大差ない内容しか書かれていないから、情報探しのときに邪魔と感じたのが大きな理由です。
であれば、検索せずに有益な情報をダイレクトに受け取れたらストレスは感じないのでは?
ということで、たしかに個人サイト作成やfediverse関係のニッチな内容について言及してくれているサイトは嬉々として読んでいたなあと思い返しました。

サイトの広告費で収入を得る以上、多くの人に見られるようSEO対策をするのは道理だと思います。
が、広告ブロックしてしまうくらい広告の飽和を感じているユーザとしては文字の情報がもりもりなサイトの方に興味を抱きます。
自分の嫌がることはしたくないので、このブログは広告収入をいれてませんし、入れる予定もないです。
嫌がるなら課金して広告非表示にしろよという声が聞こえる……。
はてなのためだ、許せ。

総括

拡張機能ステマみたいになってしまった。
Vivaldiは画像ブロック機能がデフォルトであるので触ってみようかなと思ってます。

以上!