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Twitterの出会いは難しい

アバン

Twitter婚活が番組で取り上げられて、トレンド入りしたようです。
自分がこの単語を知ったのは割と最近ですが、ハッシュタグ自体は割と以前から使っている方いるような気がします。
以前は焦ってマッチングアプリとかしていたなあと、当時のことを教訓として追想しようと思いました。

サイトに登録したとき

その日はメンタルが死んでいました。
友人が結婚したのに、自分は恋人どころか友達もいない。
休日はネットサーフィンとかゲームにかまけてばかりで家から出ない。
なんてダメな人間なんだ……はやく人間にならないと!
と生き急いでいました。
今思えば昔から恋人も友達もいないし、その生活が当たり前になっていたので、急に陽キャ目指し始めた陰キャってかんじでした。

自分はオタクを隠しつつ生きてきましたが、でもオタク以外のまともな趣味がないのでアウトドアなパリピとはウマが合わないなということは自覚していました。
ので、最初はオタク用のマッチングサイトに登録しました。
そして二日後に退会しました。
登録しないと異性を検索できなかったのですが、登録後同じ県民の人を捜したところ0件だったことが判明したからです。
しかしこのサイト、レスポンシブ対応していないのは仕方ないけども登録者数がかなり少ない。
たぶん登録している人は、とりあえずここも登録しとこー感覚なのだと思います。
登録したらTwitterのアカウントから新規登録者の情報が呟かれてしまうらしく、そこだけ退会後にウワッてなりました。

アプリを使ったとき

その後、オタク向けの婚活サイトやらなにやら調べまして、分かったことはひとつ。
地方はそもそも登録者が少ないからマッチングが難しい、ということ。
まあ……人口がそもそも少ないからそうだろなあ、ていうか同じ県だとしても、県北と県南でかなり距離あるもんなあ、と思ったり。
なので、オタクの中から婚活してる人を探すより、婚活している人の中からオタクを探すほうが手っ取り早いかなと思い、意を決してマッチングアプリを入れることに。

入れたアプリは「with」「Pairs」の二つ。
男性は有料というところになんとなくモヤりましたが、世の中そういうものなのでしょうか。
これらアプリにした決め手はオタクが多そうだからという先入観です。
なんか、コミュニティだかカードだかで己の趣味を主張できる点で、これなら多少はオタクもひっかかるやろ! と思った次第でした。
結論から言うとオタクはひっかかりますが、オタクじゃないのもひっかかりました。
まあ、好きな物にラーメンとかそばとかにもチェックつけてたからしゃーないんですけど……。

で、成果ですが、一か月で二人会いました。
で、もういいかなって思って退会しました。
そもそも日常的にLINEすらしない人間が、アプリで知り合った見ず知らずの人間に毎日返信できてたこと自体奇跡なんですよね。
同時に相手をしていたのは、よく覚えていませんが最大八人くらいでしょうか。
でもそれだけの人数でも、頭の切り替えをシャカシャカしなくてはならなくて、登録二日目でもうしんどかった。
よく一か月も続けたなってかんじです。
つまるところ、恋人というのは定期的に連絡取りあうのが当たり前で、友人の上位互換みたいなものなのでしょう。
少なくとも自分はそう思いました。
ので、ストレスになることを続けても意味ないし、そもそも自分のこと好きじゃないのに他人を好きになれるわけないじゃろが〜いって思ってやめました。
すごく気が楽になりました!!!!!

ツイ廃とアプリ

ちなみに二人会ったのですが、どっちもTwitterのアカウント見つけてしまいました。
勘弁してくれよ……同じニックネームで登録しないでくれ……。
リアルアカウントなのかもしれませんが、複数アカウント持っている気配はなかったです。
もしかしたらアカウント見つかっても嫌じゃない人がいるのかもしれませんけど、自分の場合、オタク趣味は公言してウェイするものではなかったので、リアル友人にリプライしつつ、円盤買ったよ報告するアカウントを持つ人間は正直別世界の住人にしか見えなくて無理でした。
たぶん世の中のオタクはリアルで公言してるも人多いと思うので、そういう意味では自分が異質なんでしょうけども……。

あと、出会うまで行っていないけど、会いたいねって話をしていた人のアカウントも見つけてしまった。
会う約束する前に悟りを開いて、返事半ばで退会してしまって申し訳なかったとは思ってます……。
この人の場合、制作物載せてハッシュタグRTしてるだけなんですけど、プロフ欄に県と職業載せていましたので身バレ~って悶えてしまいました。
たぶん自分はただのツイ廃なんだと思います。
できることならツイ廃の人とお付き合いしたいかな……空リプでやり取りするほうが一億倍楽なので……。
DMなんて九割がた自分の別アカウントにしか送らんですし。
いいねするよりDMに送ったほうが疑似フォルダ分けで来てええんやでというライフハック
どんだけアカウントあるんだよという点は目を瞑っていただきたい。

アプリには怪しいやつがいるゾ!

で、二人会った内の一人がマルチの勧誘員でした。
そのことに気づいたのは出会ってから約一か月後、ふと検索してみたらマルチ団体がヒットしたってことだったので、対面で会った当時は「なんか怪しいな」で終わっていました。
多分アプリには割といる気がします。マルチ委員。

自分はプロフィールにゲームをすると書いていたので、ゲーム好きということでマルチ委員とマッチングしました。
最初は普通に、ゲームするよー、switchのスマブラするよ(ただし他人の)、最近ボドゲカフェに行ったよーなんて話をしました。
ビバひとりのボドゲカフェ! また行きたいけどちょっと遠いぜ!
で、どのタイミングか忘れたんですけど、ゲームする部活やってるよという話を向こうから聞かされて、おもしろそうーって話にシフトしていきました。

なんでも

  • 同じ会社の人たちが所属している部活
  • ゲームやボードゲームをする
  • 同じ会社以外の人も所属できる
  • 男女どちらもいる(あっち系の危険はない)
  • 次回、試しに参加してみない?

とのことでした。
純粋に社会人になって他人とゲームできるのいいなーと思ったので、そこからはずっとその部活の話をしていました。
まずこの時点で、部活の話しかしなくなったから、単にこの人はリアルで会いたいだけなんだろなーと思いました。
で、部活の日が近くなった時、数日前にマッチングしたものの、返事を放置していたとある人物から、マルチ委員と同じような部活への誘い画像が送られてきました。
ゲーム部、ディズニー部、あと何とか部なんてのがありまして、部長の名前までも書かれていました。
それの次回開催が〇日だからどうですか! と。
まったくの同日だし概要が同じなので、なるほど同じ部活だと思い、別の人から誘われているのでーという話をして終わりました。
能天気な自分は、部活入っている人多いんだなーと思いましたが、何日も返事返してこなかった相手に突然勧誘チャットを送り付けるくらい、マルチの勧誘は大変なんでしょうね。

そして当日。
参加者は40人くらいでしょうか。
参加費払いました。二千円くらいだったかな?
とある公共施設の一室を借りて、部長の自己紹介と、各人の自己紹介を軽くしたあとにボドゲ部屋とswitch部屋に散るってかんじでした。
switch部屋はスクリーンに繋いだスマブラの対戦をするというもの。
正直個々人のswitchを各自で遊ぶもんだと思ってたので、思ってたのと違うなーと思いつつ、マルチ委員に引き連れられてボドゲ部屋へ。
ボドゲは一緒に遊ぶメンバーに改めて自己紹介をしました。
自己紹介は名前と職業と趣味、あと職場の愚痴を話すというもの。
脳死の自分はそこがつらかったです。
何も考えていないから職場の愚痴なんてないよ……今はめちゃくちゃあるけど。
なんとか乗り切ってボドゲほいほいしましたが、同じゲーム4回くらいやって3回勝ちました。
偶然だろうけど、今思うと勝ちすぎて気持ち悪いな……。

で、その後はswitch部屋に移って、人のでしか遊んだことないスマブラで2回くらい遊びました。
観戦者もそこそこで、わりとにぎやかな部屋でした。
全体での自己紹介の時もですが、この部活(体験入部の人も多いらしいのですが)、基本的に空気が痛い。
陽キャっていうかパリピ人口多数ってのがびしばし伝わってきます。
陰キャオタクの自分は、がんばって声張り上げていましたが、だいぶしんどかった。
あとアプリで勧誘したからだと思うけど、終始マルチ委員が金魚のフンみたいについてきて勘弁してくれと思いました。
そういうわけで、この雰囲気はマジで無理と思い、次回以降の参加はナシかなと思いました。

たぶんマルチ勧誘された

最後、終電の時間になるので締めのあいさつを待たずに帰ろうとしたところ、気をきかせてくれて部長が話を早く終わらせてくれました。
別にそこまでせんで良かったのにな……。
それでマルチ委員が駅まで送ると言います。
まあマッチングしたからしゃーないと思いつつ、それに加えて何人かの体験入部という女子も途中までついてきました。
この部活、奇妙なのが部員以外全員帰ってから部員が後片付けして撤収するというもの。
我々も片づけしなくてええんか? と思いましたがたぶん終了後に勧誘成功可否を話すミーティングとかがあるんじゃないでしょうか。
知らんけど。

で、帰り道、マルチ委員が言うには

  • 部活の体験入部は2回まで(まずここで、え? ってなった)
  • ゲームだけじゃなくてスノボにも行ったりする
  • そもそもゲームではなくて店立ち上げたい人たちの集まり
  • 店立ち上げるには人脈必要でしょ?(次にここで、は? ってなった)
  • 東京にあるやつの地方版らしい
  • 毎年東京だかで何千だか何万だかの人が集まる
  • 今はコロナだから集まっていない
  • 入部するとほかのゲーム以外の集まりにも参加できる
  • 部活は必ずしも毎回参加する必要はない
  • メンバーになると、店で使えるクーポンが使える(最後にここで、怪しい! ってなった)
  • 店はヤマダとか、いろんな店で使えるらしい
  • どういう仕組みでクーポン手に入るかは入部しないと教えてくれない

数か月前のことだからもう記憶ぼんやりしていますが、こんな説明を帰り道でされました。
そもそもパリピな空気が無理だったのに加えて、怪しいクーポン使うとか、入部するまで詳細教えてくれないとか、それ入部したら出られないやつだなと察しました。
のですが、とっさにマルチという単語が出てこなくて、こう……ドラッグとかやってるんですか? と質問したら「法に触れることはしていない」と断言されました。
マルチと言ったらなんと返されたのでしょうか。
で、ひとまず入部は様子見かなと言葉を濁したのに、なぜか別れ間際にLINE交換をしました。
この先連絡とる予定もないのに、なんで帰る間際に連絡先交換するのかわかりませんでした。

電車の中のLINEで、社交辞令のような挨拶に社交辞令のような返答をし、体験入部した女子が写真とったから、連絡とりたいという話を伝えられました。
なんでも彼女のLINEアカウントはいま凍結されているのでメールでのやりとりをすることになり、教えてもらったアドレスにひとまず一報入れました。
で、コラされた(というのか不明)写真が送られてきて、やり取りは終了。
ちなみにその体験入部女子はマルチ委員の同級生らしいです。
体験入部といっても、最大2回までしか体験入部できない部活なら、正式な部員でも体験入部と偽れるのではないでしょうか。
という理由から彼女もグルだったのではと思っています。

当時は帰宅してから、姉に一連の話をして、怪しいよね……って相談をしたところ、怪しいなら入らなくてよかったじゃんと至極まっとうな返事をされました。
従うべきは自分の本能ですね。
アプリは惰性で続けていましたが、このマルチ委員以降の約束は取り付けていなかったので、会う約束をぼんやりしていた人に申し訳ないと思いつつ退会しました。
これ以上会う約束をつけて、会った後に疲れるのはもう勘弁願いたいと思ったからです。
二人しか会ってないけどとても疲れました。
ログボのいいね? 数が全然減ってないのが面白くて(最初の二日くらいしか使わなかったので)退会記念にスクショ撮りましたが見返してはいないです。
で、数か月後、ふと思い出してマルチ委員が言っていた言葉をネットで検索してみました。

koganem.com

言葉を試行錯誤してようやくヒットしました、マルチ団体「環境」。
店を開く、という点で目的が合致していますし、部長の本名をネット調べたところ、オンラインサロンをやっているとか。
それにマルチ委員の職は派遣らしく、部長の本業? も同じく派遣でした。
というわけで、ようやく黒だーーと解って、改めて誘いを断ってよかったと一安心しました。
ただ、調べた限りこの団体の勧誘は、本を読ませてどうよと言ったり、なんだかもっとお金に関する話をして誘うようです。
マッチングアプリから入る人にはそういう話しないのかもですが、お金に疎いのでそういう話されたらコロっといきそうで怖いなと思ってしまいました。

まずは自分を好きになろう

アプリに疲れたのもありますが、そういう経緯で自分は人を求めているのではないなということを理解しました。
スマホだらだらいじる休日が嫌なら他のなにかすればいいし、疲れて何もできないならリラックスして自分を責めるような考えをしないことから始めるべきでは、と。
でも、ほんとにそのまんまでいいのかなーと、だらだらネットサーフィンしていたところ、とある人物を見つけました。
マッチングアプリの添削をしているという方です。

おとうふの自己紹介note|おとうふ|note

サムネ画像苦手だったのでリンクは文字にしました。
顔面ドーンしてるとひえってならない? 自分はなります。

正直、アプリに添削……そこまでします? な感想を抱いていたのですが、Twitterのつぶやきとか見ていると、割と刺さる発言をしておりました。
そのへんは人によると思うので、意識高い系じゃんって思う人は「Not for me」で流してもらえれば。
なかでも上に貼りました自己紹介文にある、この一文がいいなと思いました。

しかし
「数打ちゃ当たるだろ!」
と、がむしゃらに打席に立ち続けた私だが
今は婚活らしい婚活はしていない。
というのも、ひたすら自分と向き合いながら生きてきた結果、
「楽しく生きるのが一番じゃね????」という結論に達したからだ。

婚活に勤しんでいた人が悟りを開いたなーとでもいうべき一文。
いや、二文だけど。
どことなく私と同じ結論を抱いた彼女は、おそらく私よりもたくさん努力して自分磨きやらなんやらかんやらをしてきたと思います。
それにも関わらず、最終的にこの考えに至れるのがすごいなーと思ってしまいました。
とはいえ培ったスキルは何かに生かしたいとのことで現在添削をしているようですが、なかなかうまい活動してますね!
嫌味じゃないですヨ。

彼女のTwitterのつぶやきをたまに見て、やっぱ恋愛ってキラキラしてんなーと思いつつ、無理して婚活しなくてもいいんだよみたいな呟きもしていたので(どの呟きか忘れた)、ひっそり心の支えにしています。
言葉忘れてるのに支えにするたあツラの皮が厚いですが!

まあそういうわけで、自分が出会いを求めるのは明らかに背伸びして無理してメンタルすり減る行為だと気づいたので、今は気長に、心が楽になるような日々を過ごすことを目指しています。
最近じゃ終活も20代からできるみたいなので、そのへんもぼちぼち調べたい~と思いつつノータッチなのでダメダメすぎますが!
目下の目標は、退職日が一か月遅らされた上に有給消化ができない弊社から退職したいです。

総括

Twitter婚活の話をするつもりがマルチの話になりました!
でも、この話自体さっさと書きまとめたかったのもあるのでいい機会でした。
さすがにSNSの婚活にまでマルチは出てこないと思いますが、やはり出会いという名の強制対面約束を取り付けられるツールにはよく用心したほうがいいと思います。
地方にもマルチはいるんだからな!
もちろんオタクもいるけど!

ツイ廃くんの場合、本当に人と出会うことが幸せに繋がることなのかを考えると正気に戻れると思います。
仮にですけど、自分は籍入れるとしたら別居婚、友人結婚、契約結婚とかそういうのがいいですネ。
自称アセクシャルなので。

以上!