十円均一

ワンコイン怪文書置き場

【アニメ】100俺を最終話まで見終えた

アバン

どうも無職です!
この無職、アニメは録画したものを一気見する傾向があります。
今期追っていた中でひとつ見終えたものがあって、どーーにもどこかに色々吐き出したくなったので吐き出します!!
「100万の命の上に俺は立っている」というアニメです。 以下、100俺と略して書きます。

視聴のきっかけ

自分が最初にこのアニメを知ったきっかけは「いらすとや」でした。

animeanime.jp

いや……こんなニュース流されたら嫌でも気になるじゃん?
しかしこのときは、「わーあくだんねーことしてるなー」程度で視聴はしませんでした。
故にどういう話かもさっぱり分からなかったのですが、タイトル的になろう系の小説だろうなと思ってました。
なろう系どころか小説でもないんですけど、今でもたまに原作CM流れるたびにあれって言ってしまいますごめんなさい。

で、当方は期の移り変わりになると毎週何のアニメを録画するか吟味するために番組表を漁るのですが、そこで100俺が再放送することを知り、例のいらすとや目的で録画しました。
でも普通の1話だったのでどこがいらすとやじゃーい! ってなりました。
まあ……そりゃ大事な第1話をいらすとやでやるとしたら地上波じゃねーなということには後々冷静になってから気づいたのですが。
最初はそんな経緯でしたが、話が分からなかったので視聴を続行し、そして2期を見終えて今に至ります。
なんというか……うわーたまんないなーって作品です。

話の概要みたいなもの

どこから話したものか分かりかねるのですが、100俺視聴続行を決めた要因としては「わけわかんないけど気になる」からです。
名作と言われても性に合わんものは性に合わんので割とざくざく視聴切りがち……というかその前にそんなに本数見ていないのですけども。
名前出すとファンの方に申し訳ないのでタイトルは言いませんが!
ざくっとあらすじ説明すると以下の通りです。

突然異世界に呼ばれた主人公。
どうやらクエストとやらをクリアしないと元の世界に帰れないらしい。
なんとかクエストのクリアした主人公たちは、クリア報酬として未来の自分たちが東京でドラゴンと戦う映像を見た!

この説明だけでもわけわからないですよね!
いや、言葉の意味はわかるけど本質が理解できない。
でもどんどん話が進んでいくんです。
不親切か! って思いましたけど、根幹にかかわる部分は一向に明かされません、というか明かしたらこの話はきっと終わりなんでしょうね。

中二病かつ、己も中二病の自覚がある主人公四谷は、同級生にも敬語を使うイタイ奴。
別作品だったらダークヒーローになれたかもしれませんが、地球育ちの捻くれ男なので、合理的に物事をこなしつつも根っこの部分はわりかしよくいるような卑屈な日本人思考しています。
好きか嫌いかと言われると好きではありませんが、この物語の主人公としては適任だというイメージ。
上記の通りわけのわからないままクエストクリアを任されて話が進むのですが、パーティメンバー全滅すると地球の自分も死ぬ、ということだけは明らかになっています。
故に四谷はクエストクリアのために、使える手は使い、生かすべき人は生かす、という立ち振る舞いをするわけです。

エストはゲームマスターという顔半分ちょん切れて、CVが毎回変わる気持ち悪い存在から出されるのですが、なんでも10回(10周)クリアしないといけないんだとか。
1周ごとに、クリア報酬としてゲームマスターに1つだけ質問が出来るのですが、質問しても得られる情報は微々たるもの。
しかもクエスト参加のために異世界に呼ばれるのは向こうの勝手な都合で、呼ばれる側には事前告知もなにもありません。
なんて理不尽だ! 向こうで全滅したらこっちでも死ぬし!

なんだか色々情報まとめてきて、どこがおもしろいんだろうという感想が湧いてきてしまった……。
いや、それがわからないから書いているんですけどね!

主人公たちは勇者である

魔王がいるかはさておき、地球から呼ばれた主人公たちは総じて「勇者」というバーチャルな肉体を与えられ、タイムラグはあるものの、死んでも生き返ります。
勇者というのは、ゲームマスターのクエストをクリアする≒異世界を守ることにつながることだからではないかなと思ってます。

とはいえ、主人公たちの成す行動全てが善行とは限りません。
そして、大前提として彼らは異世界に呼ばれてジョブを獲得して、不思議な力や武器を会得しているものの、中身は発展途上国で生きてきた日本人です。
戦闘なんてしたことすらないし、でもクエストクリアするためには魔獣と戦って生き残るしかないし、場合によっては魔獣以外の命を奪う必要もあります。
だからぶっちゃけ戦闘シーンは、ドキドキというよりハラハラという印象の方が強いです。
勇者は死んでも生き返りますが、全滅したらおしまいだし、なにより勇者以外の人は殺されたら普通に死にます。
というわけで、例の死に戻り異世界転移ごとく、あるものを使って敵を倒すのです。

なんだろな、それがすごく驚くべき作戦、ではないのでそこがいいのかもしれないです。
ピンチ! 覚醒! 新技で切り抜ける! という展開はなくもないですが、それを当たり前にして、仲間を想う力が強いからだドォンみたいな主人公ご都合主義ヨイショは少ない、というかない、というか主人公なんやねんみたいな展開ならあります!
ちょっとご都合主義みたいな展開の例として思い浮かぶのはピンチの時のレベルアップ。
レベルが一定まで上がるとジョブチェンジが出来るので、そのジョブによっては戦況がめちゃくちゃ有利……とまではなりませんが、多少良くなります!!!
だってジョブ変わっても中の人同じだもん!
というわけで、中の人のスペック考慮したうえで、このジョブか! おお戦える! ってな具合に、ハラハラしながらあがく主人公たちが見れるわけです。

正直アニメの作画は一昔前を彷彿とさせるものですが、まあハイスペックバトルやるわけでもないので安心して見れるかなという気持ちもあります。
まず動いてるだけでもすごいもんなアニメは……。

戦闘ハラハラしたいから見てますみたいな話になってしまった!
まあハラハラはするけど、敵味方も大してチートがいない中で一般人が泥臭くあがくのが良いのです。
まとめるとそうなっちゃうのかなあ。
言葉って難しい。

いろいろ

この際だからピンポイントに感想言おう!!!
綺麗にまとめられないことがわかりましたので!!!

ラドドーボ

公式サイト見るまで「ラドドーゴ」だと思ってました!
ここもまあ、クエストの本質を見極める慎重さのとこでうわあって思ったとこです。
荷物を届けるの荷物が何なのか、そして人に攻撃するとペナルティが発生するはずだから処刑人を現地に届けてアウトにならないのかとか。
エストがふわっと本質を教えてくれないのが良くないんですけど、直感的に結論を決めつけないところで色々考えるのは面白いなと思ってしまいました。
なんかこう、推理ものじゃないけど視聴側も色々考えながら見れるのが好き!
で、結局だまして洞窟にとじこめてくれやがった他国の兵士の首が荷物ってことになったのだけども、ここもまた色々考えられるなあと。
荷物ってことはあらかじめ殺されることを想定していたのかもしてないし、死を報告することで戦争回避できるとすればそれがゲームマスターの真の目的だったのかも?
目的と言えば同時に出されたクエストで、マップ踏破5パーセントにするというものも怪しい。
吹雪の経緯は全く分からないけど(異常気象とかだと思ってしまったけど単純に北だから?)、CV坂本真綾のつよつよお姉さんこと大魔法使いファティナと邂逅することが目的だったんだろうなと。
まあこれは視聴者だいたい気づいてるだろうけど……だってマップ開放することのメリットなんて大したものじゃないと思うので。
OPに出てたことしか知らなかったけども、このファティナと縁を結ぶことが何らかのメリットになるのかも……と予想しても、出会ったのが時舘1人だけだからどうなんだろう、でも偶然はないと思う。
なんにせよ、この周くらいからだんだんとゲームマスターの裏の意図が読めてくる気がして、考察が楽しくなってきました。
考察とともに胃の痛みも加速しますが、まじで新堂さんガチ離脱だと思ったので生物魔術師つよい。
勇者は死なないから時間差で助けられるメリットも重なったことが要因だと思いますが、戦闘でようやく心強い仲間を得られた! ってなった周でしたね。

ジフォン島

火山、島国ときて、空耳で日本に聞こえるから日本がモデルなのかも……と勝手に思ってます。
最初、オーク狩るだけか……勇者たちの戦力低いからなあなんて思ってました。
というか新堂さんくらいしか戦えないでしょと思いきや新加入の鳥井も戦え……るんだなあと。
そしてここではっきりと己の中にある命の価値について唯一箱崎さんに話してしまう四谷。
理解してもらえるとは思っていないだろうし、ほんとに説明って感じにカンティルさんに語るのが淡々としてて、どうしたらここまで捻くれられるんだろうと思ってしまった。
でもそのままの考えでいるから今までのクエストで生き残れたんだと思うと、正解ではないだろうけど、間違いでもないんだろうなとモヤモヤしてしまう。
で、結局重視すべきはオークではなく火山噴火と火事場泥棒のドラゴンビショップだったわけで、なんていうか、ほんとまあ、クズだなあって!!!
溶岩流とか火山弾とかで被害は被ったものの、オーク虐殺とビショップ撃退で、ジフォン島民たちはなんとか安全を確保出来たのでした、めでたしめでたしと終わらないのがこの作品の怖いところ。
もともと仕組まれたこととはいえ、ジフォン島に住み着き、島民と不戦協定を結んでいたオークたち。
突如島民たちがオークの殺害を行い、それに加えて火山噴火でめためたに生存圏を荒らされて、やっと生まれたメスの子供を守ろうとするとするも勇者にだまし討ちされて死骸を溶岩流に投げ捨てされるありさま。
エストのクリア条件を考えると、クエストの達成のためにオークが邪魔なのはわかるけど、ある程度社会が出来てる生物の生きてる命を奪うことの残酷さと決断力にはぞっとしました。
恨んでいいと四谷は言ったけれど、出来ることなら恨んでほしいんじゃないのかなあって。
恨んでくれるはずの相手も死んでしまったから、結果として誰にも恨まれていないのですけど。
そんでもってカンティルさん生きてたのすごくびっくりしたけど悪運強すぎません?
そしてファテイナさまやっぱり重要キャラオーラ隠しきれてません。

グロス

ちょいちょいwikiを見て次は薬物かあと思ってた矢先のアニオリ。
はやみんの英語うますぎてひっくり返りました。
ついったで、2期ないから打ち切り用に考えられたんじゃんというツイを見て、なるほど尺の都合かと。
まあアニオリは嫌われる傾向ありますが、今回は予定調和かもしれないですけど原作小説があるし、もともとルート2つに分かれてたぶんの一方を描いてくれるのはお得じゃね? と思いました。
冒頭から寄生虫に食いつかれてるからザグロス村は寄生虫にやられた村なんだろなあああって思ったらそんなことはなかった。
ジェズビーの母が死んで、弟も……という話の流れから流行り病で全滅か!? と身構えたけどそれも違ったので、完全に自分、村に全滅してほしい人の思考じゃんってちょっと悲しくなってしまった。
でも魔獣リンチも大概地獄でしたね!
村長まじクソだな! と思いつつ、アイリスは……くそかわいいな! というアレだったので鳥井になついたとこはほんま……可愛くて……つらい……。
というか最初村長殺しの犯人、ジェズビーの弟じゃね!? って割とガチで思ってたけど、本当に心が壊れちゃってたただの清いショタでした。ごめんね。
声が子役だからショタ度高くてやばかった。
村が襲われて、桃源郷のような夢の安息の地を探す~って話の流れから、移民問題の話なのかなあって勝手に思ってしまいましたが実際どうなんだろう。
希望の旅はいつまで本気と信じられていたのか分からないですけど、でもかつての追放された人は意図的ではなく、事故でニューエデンにたどり着いていたから、うーむ、最初から誰も信じていなかった説。
でも村長はなぜかヒントを知ってました、ということなのだろうか。
まあ何はともあれ、いかにも怪しいジェズビーがフラグ回収してくれてなによりだったけど、村長がいち早く気づいていたのがうわーってなりました。
クズだけど……見てるとこは見てるんだなあって……怪しまれてるから誰も信じてくれないと分かったうえで、子供だろうからと本人に忠告したんでしょうね。
フロックがいたたまれなかったけど、強く生きて欲しい。
そして殺し方は今回もえぐかったけど死んでなくてびっくりした!
身体ん中植物生えてるんやぞ何で生きてんだよビショップだから!?
そして現れるファティナさま2回目。
カンティルさんが魔法使えることにびっくりしたけど、それ以前に年齢的に死んでないんだ!? という要素も大きかったが年齢は把握しておりませんわな。
とはいえ、2回目のドラゴンビショップに加えてファテイナさまが以前にドラゴンビショップ倒したこと、未来でドラゴンが出現していたことを考えると、最終的にファテイナさまと協力する予感がいたします。
となると、未来を変えるためにはドラゴンをそもそも目覚めさせない=ドラゴンビショップ絡みの事件を勇者がぼちぼち潰してくってことなのかもしれません。
ともあれアニメはここで終わりなので原作買うか迷うううう!

一息

考察がたのしいいいいい!
やっぱこの作品は考察が楽しいってことも興味をひかれたとこかなと思います。
それ以前に、ご都合主義チートが少ないのも好き。
CMでは「アンチファンタジーを謡う」とデカデカ出てたのもありますし、俺TUEEEしない話が好きで、なおかつお腹痛くなるような鬱展開も行ける方にオススメの作品かもしれません。
というか、わけわかんないけど面白いという作品がどうにも憎くて好き。
当方の琴線にビンビコ触れました。やっぱ原作買おうかな!

わけわかんないけど面白いに言及しますが、これには2パターンあると思ってまして。
支離滅裂で理解できないけど非常に滑稽、というものと、全貌見えない故に後ろ髪を惹かれてしまう、というもの。
前者はボボボーボ・ボーボボとか、ゼンカイジャーとか……ギャグ系に多いものだと思います。
で、後者はfate/staynightとかシュタインズ・ゲートとか、設定の上にキャラクターが歩き回っているようなもの。
今回の100俺は完全に後者で、でも一見ただの異世界転移に見えてしまうからそこが憎い。
面白い作品見ると、なんでこれは面白いんだろうって創作者の端くれとして色々考えたりするんですけど、結局わからなくておもしろーい! に行きつくダメ人間です。
なんだろうなあ、完全に視聴続けると思ってたあの今期のアニメ見続けられなくて100俺どっぷりつかってしまった謎が未だにわからない!
そのアニメも設定地獄なはずなのにね……展開とノリがなんとなく合わなかったのかな。

個人的にはキャラ推しで作品見ることはかなり少ないです。
ゲームであれば、システムが難解ないし興味をひかれなければ即アンストします。
だから、つまり設定に惹かれた……のもあるんですけど、でもちゃんと好きなキャラはいますよ。
言わずもがなな箱崎さんとあと鳥井。
勇者たちは全員がめちゃ善人でもなければ精神強いわけでも逆境に強いわけでもないですけど、この2人は見てて特に安心できるなあと。
他のキャラが嫌いとかではないですけどね!

総括

前半いるのかわからないくらいグダりましたが無職だから仕方ない!
面白い作品の感想はすぐアウトプットしないと後世の自分のためにならないのです。

そして超余談ですけどゲームが完成しません。
加えて小説も完結しません。
ブクマ2桁になったからとはいえ話が終わらないと安寧は来ません……あ、コンテストの一次は落ちてますよちゃんと!
でも感想は来ました。不思議ですねヤッタネ。
抜き打ち作文テスト気分でドキドキしましたけど。
ゲームは早いとこ完成させてデバッグしてアップデートしたいです。
今度はノベルゲー以外を作りたいぞーがんばるぞー。

以上!