十円均一

ワンコイン怪文書置き場

平ユーザと削除機能

アバン

Twitterを発端とした気になる話題を見かけたので、それって違くなぁい? と頭の中を整理しました。
あと、ついでに別れゆくスマホへの追悼の意を込めて、誰得な検証もします。
ガバガバな検証なので信頼できるものではありませんが、そもそも検証する必要のない事案ではありますネ。
ちなみに筆者はシステム設計未経験者です。

画像をツイートする

アプリ時代からあった機能ですが、なぜか先日話題になりました。
なんでも
以前の機能だと、元の投稿が消されると画像を添付した投稿(以後クローン投稿)は消える 今回の機能は、元の投稿が消されてもクローン投稿は消えない 無断転載の温床だ! とのことでした。

この時点で何を言っているんだ状態だったのですが、頭ごなしに否定するのもなので検証してみました。
一応検証したという投稿は見かけましたが、文字列だけだったしそもそも懐疑的だったので……。

misskey.design

Xの、画像を他人が再投稿出来るやつ
・規約に沿っているので機能自体は問題ない
・「元からあった機能である」という発言があるが、検証したところ「元の機能」とは異なる仕様であることが判明
・「元からの機能」のほうは、元となったアカウントが再投稿した画像を削除すると別アカウントの再投稿も削除されるが、今回話題になっている機能では、元のアカウントが画像を削除しても再投稿された別アカウントの画像は残ってしまう。
らしい
例えば「悪用されてる!」って気がついて画像を消しても、悪用元には残り続けちゃうみたい
「規約的には問題ないが、元からあったと言うには仕様の変更が加えられているので、気をつけましょう」て感じ?
どうであれXに無防備に作品投げない方が無難そう😂

(検証した方はこの人ではないんでしょうけど……)

結論

先に言うと「前からアプリ版あった機能と同じだよ」でした。
そりゃそうだ!
知られてなかったのはそうらしいけど。

前提

旧機能=古いアプリの「画像をツイートする」
とする。

アプリのバージョンは「7.37.2」を使用する。

(何年前のバージョンだろう)

「投稿元が消えると画像を投稿した自分の投稿が消える」かどうか知りたかっただけなので、「画像をツイートする」機能だけを重視して検証します。
検証は下取りに出しちまうiPhone7にある、ずっとアプデしてないTwitterアプリでやります。

こいつはフリートもスペースもサークルもコミュニティも以下略もないです。
何もないことが好きだったのですが、数か月前からリツイートが出来なくなり、投稿削除も出来なくなりました。
最近だとmisskey2023.11が見れなくなりました(ios15なので)。
そりゃ古いのでそうなんですけど。
ダウングレードしようにもiTunes Storeはバージョンアップしていて、脱獄するにはiosが最新すぎるので潔く過去は切り捨てます。
この記事を見てお前のことを思い出すことにするぞ……。

検証1

とあるアカウントAで投稿し、その添付画像から別のアカウントBでクローン投稿します。
(画像長押しで出てくる画像をツイートというやつ)

それからアカウントAの投稿を削除します。
(古すぎてアプリだと画像削除出来ないのでブラウザ版から)

当たり前ですが、アカウントBの投稿は消えませんでした。
アプリのバージョン複数で検証しましたが、どちらも挙動は同じです。
お前が画像加工したんだろ! とか、ブラウザで削除したからだろ! とか思う人がいたら、ぜひ検証してみてください。
こんなくだらんこと検証する暇人が他にいるのか謎ですが。

検証2

と、ここで「もしかしたら以前の機能=引用ツイートのことを言っていたのでは?」という疑念を抱きました。
というわけでもう一度検証します。
とあるアカウントAで投稿し、別アカウントBで引用投稿します。
(検証1の削除処理前に引用投稿しました)

それでアカウントAの投稿を消します。

当たり前ですが以下略。
引用で元投稿が消えているけれど画像は健在なので、投稿と画像は紐づいていない、というか新しく画像投稿すると別物として認識されることは確かです。

余談ですが、十円は投稿が消えても自分の投稿を残したかったので引用を多用していた時期があります。
こいつ投稿消しそうだなってときに引用すると鍵アカウントにしたのか投稿削除したのかアカウント削除したのか分かってお得です。
なんて当時はそんなネチネチ行為をしていたのか謎。

結論(2回目)

最初に結論言ってるんですけど、旧機能だろうがなんだろうが仕組みは同じなので、オリジナルの投稿削除に画像が影響を受けることはありません!
この機能は少なくともバージョン「7.37.2」からありましたので、いまさら無断転載を推奨とかしてないです。

ちなみに何年か前のバージョンか調べたら2018年らしい……。 moshbox.jp だって何とかの話題、とかいうトピックの投稿がホームに混じるのうるさかったから……アプデしたくなくて……。
端末移行でバージョンまでは持ってけないのが悲しいね。
まあリツイートとかできなかったんだけど。

理想と削除

どうしてこんなデマが広まったのか謎ですが。
画像を一度保存して投稿しているわけなので、元投稿と紐づく要素はないはずです。

更に言うならば、削除したように見えてもそれは見かけ上の削除で、裏では削除されていない仕組みはよくあります。
俗に言う「論理削除」というものですね。
ちょっとズレた例えですが、旧Twitterでは削除したアカウントに30日以内に再ログインすると復活できるので、アカウント削除をしてもデータが保持されているのは広く知られていると思います。
対して、昨今話題になっているMisskeyは「物理削除」をしています。
アカウント削除をすると負荷がかかるという話を聞いたことがあるかもしれませんが、見かけ上の削除だけならパフォーマンスに大きく影響を及ぼすこともない、はずです。
(システム運用したことないので机上の話になりますが)

論理削除と物理削除について書いてある記事を見つけたのでぺいっ。
www.itd-blog.jp

Misskeyが物理削除をしている云々もこのへんに書いてます。
github.com

という話をして、何が言いたかったんだっけに戻ります。
これだからおじいちゃんは……。

まあ、なんでしょう。
削除機能はあんまり信用しないほうがいいですね!
情報漏洩とかがいい例ですし! それはアカウント削除の話。
漏洩するほうが悪いといえばそうなんですけど……。

あとは論理削除の問題(だと思う)データの保管期間の話。
zenn.dev

言わずもがなですが、データを保管する一番の理由は何かあったときのためなのだと思います。
仮にそれを聞いたとこで、ずっとデータ保管されててもしゃーねーにはなりませんが。
サービスを退会したからと言って無縁になったーと胸をなでおろすのは少し気が早いかもしれないてます。
なんか話の方向がズレてる気がする。

総括

そもそもTwitterって論理削除だよねから始まり、なぜか画像投稿の検証をするという脈絡のない記事が爆誕しまして候。
冒頭で述べたように、去りゆくスマホの思い出を何か……という意図があるので最早自分のためだけの記事でありんす。
ダウングレード……したいですね……。
でもPWAで満足してるからあきらめました。
ダウンロードされたアプリでコミュニティとか増えてておったまげたぜ!
ところで新しいスマホ、画面めちゃくちゃ綺麗で驚いてしまったよ!
これからよろしくな!

以上!